パーク内の取り組み

教育普及活動は、動物園の重要な役割のひとつだと考えています。
アドベンチャーワールドでは、パンダの存在をより身近に感じて
いただけるイベントやツアーを開催しています。

  • パンダをもっと深く知り、身近に感じていただくために。アドベンチャーワールドでは、2000年に写真や文書を使用してのレクチャー「パンダ教室」を開始しました。2002年からはパンダの歴史、現状や生態について知っていただくため、「パンダバックヤードツアー」(2013年より名称を「パンダラブツアー」に変更)を実施しています。通常の観覧に比べて間近でパンダをご覧いただけることもあり、人気の高いツアーとなりました。参加者の皆さまの感想は「かわいい」「近くで写真撮影ができてうれしい」といったものが多く、パンダの存在をより身近に感じていただくきっかけとなりました。2015年からは、「もっと知りたい!パンダ塾」を実施しました。ワークシートを使用して、パンダの生態の解説、施設見学や糞の解体実習など、より深くパンダの生態や野生での現状を伝える内容にしました。季節によって内容が異なるので、継続して参加されるゲストも多く、感想も「パンダが竹を食べ続ける理由がわかった」「子育ての大変さがわかった」など、生態への理解についての感想が増えました。中には、夏休みの自由研究として、研究冊子を作成して送ってくれた小学生もいました。

パンダ塾ワークシート
オンラインでの教育活動を開始
2020年からのコロナ禍でリアルイベントの実施が困難になったため、オンラインでの教育活動を積極的に実施。パーク外からもイベントに参加できるようになり、ご来園が困難なゲストにも非日常的な体験をしていただけるようになりました。オンライン配信の利点を活かして、国内外の研究者や写真家、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本人スタッフとの対談イベントも実施しました。