障がいのある方とともに誰もが自分らしく輝ける舞台を目指して サファリレストラン「Jambo」 “ユニバーサルレストラン”としてリニューアルオープン
アドベンチャーワールドは、2024年11月7日(木)にサファリをテーマにしたレストラン「Jambo(ジャンボ)」を、すべての人が自分らしく輝き、多様性を尊重しながら食を楽しむ“ユニバーサルレストラン”を目指してリニューアルオープンいたします。
2023年11月ドリームデイ・アット・ザ・ズーでの勤務の様子
この新しいサファリレストラン「Jambo」は、2023年11月に開催された「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」をきっかけに共感し、同じ世界観のもと集まった3社、障がいのある社員や就労訓練者が活躍するレストランを運営する株式会社クロフーディング(本社:大阪市中央区、代表取締役 黒岩 功 様 以下、ル・クログループ)、分身ロボット「OriHime」で新たな形の社会参加を提供する株式会社オリィ研究所(本社:東京都中央区、代表取締役 吉藤 健太朗 様・笹山 正浩 様 以下、オリィ研究所)、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点に新たな文化の創出を目指す株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役 Co-CEO:松田 崇弥 様、松田 文登 様 以下、ヘラルボニー)の協力により実現しました。
訪れる人も、働く人も、多様な人々がお互いに心を開き、最高の思い出を持ち帰っていただける場として、希望と成長を感じられる体験を提供し、明るく豊かな社会の実現に貢献してまいります。
【リニューアルオープン】
■日程 2024年11月7日(木)~
※2024年11月6日(水・休園日)ドリームデイ・アット・ザ・ズーではル・クロとの特別メニューを提供します
【サファリレストラン「Jambo」 ユニバーサルレストラン プロジェクト体制】
プロジェクトオーナー:アドベンチャーワールド(株式会社アワーズ)
レストラン運営プロデュース:ル・クログループ
分身ロボット提供:オリィ研究所
アートキュレーション:ヘラルボニー
設計・デザイン:株式会社丹青社
【“ユニバーサルレストラン”リニューアルオープン ポイント】
①誰もが働きやすいレストランを目指し、障がいのある方の常時雇用を目指します
障がいのある社員や障がい者就労訓練者が活躍するユニバーサルレストランを運営するル・クログループと協働。ル・クログループで就労訓練を受けた、障がいのあるスタッフに「Jambo」にて就労の機会の場を提供します。11月6日(水・休園日)「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」当日も勤務予定。常時勤務に向けて、機会の場を提供し続けます。
②分身ロボット「OriHime」をレストランに導入
2022年3月よりオリィ研究所が開発・提供する分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を導入しています。このユニバーサルレストランに向け、1台の運用から、2台体制に。障がいや難病など様々な理由で外出することが難しい「移動困難者」の方々に働く機会を提供し、新たな形の社会参加を可能にする場を増やし、遠隔でもその場に一緒にいるような接客を行います。店舗前でのメニュー説明や誘客に加えて、料理提供時のメニュー説明など幅広い分野に携わっていただきます。
③障がいのある作家のアートを店内装飾に起用
改装リニューアルの際、サファリをイメージしたアートを起用。6名7作品を店内に採用しました。アート作品のキュレーションには、ヘラルボニーの協力をいただきました。
<起用作品>
「ゾウとゆかいな仲間たち」 岩瀬 俊一 やまなみ工房(滋賀県)
1973年生まれ 滋賀県在住。2008年から『やまなみ工房』に所属 ペンを用いて人物や動物等、モチーフが決まると彼独自の視点で余白を余すことなく、紙面全てにゆっくりと描きこんでいく。彼の内向的で真面目な性格が作品にも反映され描く線の一つひとつがとても丁寧で、まるで細い糸が絡み合っているかのように繊細に描かれる。日常では、ほとんど言葉も発することなく意見を求めても、顔を赤らめながら、か細い声で一言口にする程度しかない彼の作品からは、内に秘めた思い全てが放出され、訴えかける力強さに満ち溢れている。彼もまた自己を表現する術を作品制作に見出した1人であり、これからも彼の世界観は大きく広がっていくだろう。
「無題」 GAMON 一般社団法人HAP-lab(広島県)
1999年広島市生まれ。通っていた施設の本棚にあったマグリットの作品集に出会い、15歳の時に絵画制作をはじめる。描いたアートを見てもらうことが喜びであり、ひとつひとつの線を、かたちを、驚異的な集中力で描く。その集中力は人から話しかけられても気づかないほど。 小さなものから大きなものまで特徴的な色彩感覚で、キャンバスを埋め尽くす。どこかエスニックでありながら、神秘的な彼の作品群は老若男女幅広い視線を集める。
「ワオキツネザル」 吉田 裕志 アトリエやっほぅ!!(京都府)
元々陶芸を中心に活動され、2014年から作画も本格的に始める。最初はオイルパステル中心で動物を描かれていたが、風景や街、人物など幅広いテーマを描くようになるにつれて色鉛筆に変わっていった。写真をよく見て描いているが実際の色より鮮やかでポップな色になるのが特徴。特に人物はどんな人も陽気でユーモラスに仕上がり、観る人を楽しい気持ちにさせてくれる。
「HOT DOG」 SATO 個人(ボストン)
10歳のサマーキャンプで水彩画と出会って以来、自宅で「1日1枚」絵を描くのが彼の日課 。具体的なモデルはなく、その日の心の中にあるイメージに応じてパレットから数色の組み合わせを選び、ジェリービーンズや雨粒を彷彿とさせる水々しいタッチで大判画用紙を埋め尽くしていく。 色相が濁らないよう、米国製の透明水彩絵の具を愛用している。完成した絵を見た人が「きれいねー」と伝えると、嬉しそうに「きれいねー」とオウム返しする。余暇にはボストンのアートクラスで、さをり織り、ピアノ、ダンスを楽しんでいる。
「森」 伊賀 敢男留 個人(東京都)
2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに毎年作品を発表している。色鉛筆、パステル、絵の具と様々な画材を横断的に駆使するが、絵の具ではペインティングナイフを好んで使う。近年は抽象画に加えて具象画(静物画)を描くようになった。絵を描く傍ら20年間チェロを習っており、音楽を奏でる彼の真剣な眼差しが印象的である。会話は苦手だが好奇心が旺盛で、何事にも意欲的に取り組んでいる。HERALBONY2023キービジュアルモデルのひとり。
「キリン2」、「クジャク」 木村 全彦 アトリエやっほぅ!!(京都府)
独自に生み出した楔形文字のような筆致(通称「キュニキュニ」)は、豊かな色彩とともに緻密に配され、心地よい輪郭の歪みの中に立体的な奥行きを創り出している。そのあまりの臨場感に、これらが写真のなかの平面的なモチーフを見て描かれたとはにわかに信じ難い。好きなテレビ番組のナレーションを呟きながら、普通の画用紙であれば破れてしまうほどの力強い筆圧と物凄いスピードでぐいぐいと描く。作品は国内外で評価されているが、当の本人は外界の雑音に無頓着。
【ル・クログループ 株式会社クロフーディング】
ル・クロは「ユニバーサルレストラン」をコアコンセプトに様々な事業を行っております。
フランス料理店「ル・クロ」をはじめ、大阪に3店舗、パリに1店舗のフレンチレストランを運営し、ブライダル、プロデュース、リゾートを運営してます。
2015年に福祉事業所のプロデュースがきっかけに福祉事業が始まりました。これまでの料理人として培った技術と店舗運営のノウハウを、障がい者雇用の生産性向上、作業面の安全性の確保、環境の改善に活かしながら環境を整えられると気づき、今では、社内の7割が何らかの障がい特性を持つスタッフとして働いています。多様性を価値に変える環境、そして、多様性が活かされる社会を目指し、それぞれの個性が発揮できる環境、障がい者が輝ける場所を作っています。
【株式会社オリィ研究所】
「人類の孤独を解消する」を理念に掲げ、障害・病気・介護・子育て等の理由で外に出ることが難しい「移動困難者」の選択肢を豊かにするサービスを研究開発・提供しています。
展開サービス:
・遠隔操作でありながら「その場にいる存在感」を共有できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」
・テレワークでの肉体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」
・重度障害があっても目や指先などの僅かな動きだけでコミュニケーションを可能にする意志伝達装置「OriHime eye+Switch
(オリヒメアイプラススイッチ)」
・外出困難者が”パイロット“として分身ロボットOriHime・OriHime-Dを遠隔操作し、オーダーや配膳、お客様との会話など接客を 行う「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」
・テレワークに特化した障害がある方のための人材紹介サービス「FLEMEE」
詳しくは、株式会社オリィ研究所 公式サイト をご覧ください。
※『OriHime』『分身ロボットカフェ』『OriHime eye』は株式会社オリィ研究所の登録商標です。
【株式会社ヘラルボニー】
ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ異彩作家とともに、新しい文化をつくる企業です。国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開しています。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築しています。アートを纏い社会に変革をもたらすブランド「HERALBONY」のほか、商品や空間の企画プロデュース、取り組みを正しく届けるクリエイティブ制作や社員研修プログラムなどを通じて企業のDE&I推進に伴走するアカウント事業、あたらしい"常識"に挑戦する盛岡のアートギャラリー「HERALBONY GALLERY」の運営を行うアート事業など、多角的に事業を展開。さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2ー38(本社)、東京都千代田区大手町2丁目7−1 TOKIWAブリッジ13F(東京拠点)
代表者:松田 崇弥、松田 文登
コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
【株式会社丹青社】
「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの⽂化空間、展⽰会などのイベント空間等、⼈が⾏き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施⼯、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを⼀貫してサポートしています。
【ドリームデイ・アット・ザ・ズーとは】
障がいのあるお子さまとそのご家族を動物園・水族館に招待し、気兼ねなく楽しいひと時を過ごしてもらうための国際的なプログラムです。1996年にオランダのロッテルダム動物園から始まりました。営業終了後の動物園・⽔族館にご家族を招待することから、「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」という名称で世界中に広まりました。本イベントは、⽇中開催の為「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」と名称を変更して開催いたします。