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“パンダバンブーアートプロジェクト” アドベンチャーワールド×竹あかりプロデュース集団“CHIKAKEN” 竹アートの世界的芸術家 ワン・ウェンチー様とのアートプロジェクト第1弾 パンダ「彩浜」の誕生日記念アート制作:2023年8月9日(水)~8月14日(月)

2023年08月08日(火)

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は、ジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹を有効資源としてアップサイクルを推進するパンダバンブープロジェクトに取り組んでいます。
 この度、新たな取り組みとして「CHIKAKEN(ちかけん)」(熊本県/代表取締役 三城 賢士様)と共同で、竹を使用した巨大アート作品を手がける台湾出身の世界的芸術家 ワン・ウェンチー様を迎えて、「パンダバンブーアートプロジェクト」第1弾を企画しました。8月9日(水)~8月14日(月)の期間、希少動物繁殖センター「PANDALOVE(パンダラブ)」エリアにて、ジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」の5歳の誕生日を記念し、竹のアートモニュメントの制作を行います。また、誕生日当日に作品の完成お披露目・点灯式の実施を予定しております。
本プロジェクトでは来年、2024年秋に竹を5,000本使用した巨大アートの企画・制作を予定しています。

【「2023パンダバンブーアートプロジェクト」について】
8月14日ジャイアントパンダ「彩浜」の誕生日に向けて希少動物繁殖センター「PANDA LOVE」エリアに「共生」と「共に楽しむ」をコンセプトとした、竹300本を使用したアート作品を制作します。
台湾の芸術家ワン・ウェンチー様とCHIKAKENの竹あかりとのコラボレーションでこれまでにない作品を目指します。8月9日(水)~8月14日(月)の期間中は、ワン・ウェンチー様とCHIKAKENが実際に制作するプロセスを公開します。竹の調達・制作には、大阪府岸和田市のご協力、ボランティアの方にもご参加いただきます。

パンダバンブーアート作品 完成お披露目・点灯式について
日時:2023年8月14日(月)午後6時30分~午後7時00分(約30分間)
場所:希少動物繁殖センターPANDA LOVE(パンダラブ)エリア
内容:
1.開会 趣旨説明
2.出席者紹介
 ・ ワン・ウェンチー 様
 ・「CHIKAKEN」共同代表 池田 親生 様
 ・岸和田市 副市⻑ 堤 勇二 様
 ・アドベンチャーワールド園⻑ 今津 孝二
3.点灯
4.出席者挨拶

※制作過程も取材いただけますので、ご希望の場合は事前に広報担当までご連絡ください。


〈アーティスト紹介〉

ワン・ウェンチー(王文志)
1959年、台湾生まれ。竹を使った巨大な建築物をつくることで知られています。アジア、ヨーロッパ、北米と、世界中で作品を発表し続けています。瀬戸内国際芸術祭と所縁の深いアーティストです。

CHIKAKEN(ちかけん)
崇城大学にて出会った、「ちか」と「けん」を中心としたユニット。
共に師事した内丸惠一先生の提唱する「まつり型まちづくり」をベースに、竹に穴を開けてあかり(ろうそくやLED)を灯す「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN〈ちかけん〉」を、2007年4月に設立。現在6名で活動しています。
熊本を拠点に全国各地で「竹あかり」を灯し、その土地にしかない“風景”と“物語”を創りつづけています。「人と人・人とまち・人と自然」を繋ぐ「竹あかり」が一過性の「事業」として消費されるのではなく、新たな日本の「文化」として受け継がれることを目指しています。


【「2024パンダバンブーアートプロジェクト」について】
アドベンチャーワールド・CHIKAKENは、今夏のプロジェクトをファーストステップとして2024年秋に、竹5,000本を使用した巨大アート制作をワン・ウェンチー様と企画しています。“いのち”をテーマに世界中からボランティアを募り、多様なストーリーが織り込まれた作品の制作を目指します。


【本作品のコンセプトについて】

Title:Love of ”彩浜”
Artist:王文志(Wang,,Wen-Chih)

5歳を迎えた「彩浜」。「彩浜」が竹を食べている写真を眺めていると「共に楽しむ」喜びと優しい雰囲気が醸し出され、そして生命そのものの美しさが伝わってくるようです。「彩浜」の主食は竹です。アドベンチャーワールドは竹の持続可能性に着目し、竹を用いて種々の環境保護活動を展開しています。 台湾のアーティスト、王文志氏を招いて「彩浜」 5歳の誕生日に作品制作を依頼しました。このことは竹の循環的活用のひとつであり、社会への具体的な還元のひとつです。 王氏は竹を編み込み、多くの作品をつくってきました。その作品たちは社会問題や環境問題に焦点を当て、自然と社会が調和して共存する「共生」というコンセプトを提唱しています。

この度、アドベンチャーワールドからの招待に応じ、王氏は「彩浜」への「愛」を表明することに加えて、互いに助け合い、尊敬し合う調和のとれた関係を提唱することにしました。王氏は竹を使って、人々が自然の力強さや美しさを感じながら、他者とのコミュニケーションやつながりを生み出す、寛容な双方向のインタラクティブなプロセスである共生空間を構築しています。 王氏の作品は、見た目が美しいだけでなく、触覚や聴覚にも優れています。人々は中に入り、歩き回り、触れたり聞いたりして、竹の質感や音を感じることができます。 王氏は場所や風土に応じてさまざまな竹の種類や工法を取捨選択し、土地、観客、地域文化を反映したランドスケープ・アートを制作しています。 オーストラリア、日本、ヨーロッパなどで作品を発表し、日本の瀬戸内国際芸術祭には5年度連続で招待されています。 持続可能な素材としての竹の無限の可能性と、自然との共生を芸術的に表現し続けている作家です。

「共生」と「共に楽しむ」という 2つの主要なコンセプトは、この作品の自然と人間の双方向的な関わり方やあり方を表現しています。 「共生」は公共性と社会性を重視し、作品、周囲の環境、観客との相互作用に焦点を当てています。竹は生命力と成長力に非常に優れた植物です。驚異的な速度で成長し繁殖し、半永久的に更新し続けることができる、まさに持続可能な素材です。大量消費を前提とした人間社会と自然環境の保護という大きな命題に対して、真に橋渡しとなるような特別な存在なのです。 アドベンチャーワールドで過ごした時間は美しい、忘れ得ぬ思い出となっています。アドベンチャーワールドのたゆまぬ努力のもと、この度、「共生」と「共に楽しむ」という2つのコンセプトが「彩浜」の5歳の誕生日という祝福すべき場において具現化したのです。 「彩浜」の5歳の誕生日を心より祝福いたします。

【パンダバンブープロジェクトについて】
https://www.ms-aws.com/vision/sustainability/policy02/
里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用することで里山の環境を守り、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹を有効資源としてアップサイクルを推進するプロジェクトです。