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廃棄物ゼロパーク(循環型)を目指して株式会社TBMと協力 飲料カップにLIMEX製を全面導入、回収・アップサイクルモデルをパークで実現

2022年08月12日(金)

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は、SDGs宣言・パークポリシーにおいて、自然と資源が 循環する廃棄物ゼロ(循環型)パークを目指しています。この度、廃棄物ゼロパークへのアクションとして、株式会社TBM(代表取締役CEO:山﨑敦義)と協力し、石灰石を主原料としたLIMEX製の飲料カップを導入いたします。
 使用後は回収し、アップサイクル製品の第1弾として、パークで使用するトレーに生まれ変わる予定です。


【LIMEX製飲料カップ導入の効果】
 アドベンチャーワールドで使用している年間22万個(2.32t)のプラスチック製の飲料カップを2022年8月13日(土)よりLIMEX製にほぼ全量を入れ替えます。LIMEX製飲料カップに変更することで石油由来プラスチックの使用量を約930kg以上削減(削減比率40%以上)し、原料調達から焼却処分までのCO2排出量を大幅に削減することができます。

【LIMEXアップサイクルモデルの実現について】
 LIMEXカップ及びLIMEXシート製のパークガイドも含めた、アップサイクルモデルの実現を目指します。使用済みLIMEX製品について、ゲストの協力を得ながら分別・回収・洗浄を行ないます。
 パーク内には専用の資源回収ボックスを設けます。回収したLIMEX製品は、株式会社TBMが運営・管理する使用済みLIMEX製品や廃プラチックのリサイクルプラント(今秋竣工予定)にてペレット化し、アップサイクル製品の第1弾として、パークで使用するトレーに生まれ変わる予定です。


アップサイクルモデルを可視化し、実際にゲストに体験いただくことで、環境に配慮した循環型社会の実現への啓発活動にもつなげていきます。
※今回、パーク内の「パン工房」で使用開始するトレーは、LIMEXシート製の使用済みパークガイドを回収、51%使用しアップサイクルしたトレーです。

【LIMEX製飲料カップの特長】
特長1:プラスチック使用量とCO2排出量削減
LIMEX製飲料カップは石油由来プラスチック製の飲料カップと比較し、プラスチックの使用量を削減することができ、CO2排出量を抑えることができます。

特長 2:水や森林資源の使用量削減
LIMEX製飲料カップは紙製飲料カップと比較し、製造時に水資源をほぼ使用せず、木材パルプを一切必要としないため、枯渇リスクのある天然資源の保全に貢献することができます。

特長 3:マテリアルリサイクルが可能
LIMEX製飲料カップは回収し、再資源化するマテリアルリサイクルが可能です。日用品や物流資材など、多様な製品に生まれ変わらせることができます。


~LIMEX(ライメックス)について~
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です(※)。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源等、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介されました。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。

【アドベンチャーワールドのLIMEX導入例】
 2019年からパークガイド、オリジナルグッズとしてLIMEX製品を導入しています。


 ・クリアファイル
 ・ボールペン
 ・ショッピングバック
 ・パークガイド

【株式会社TBMについて】https://tb-m.com/
  TBMは、「進みたい未来へ、橋を架ける」をミッションに掲げ、何百年も挑戦し続ける時代の架け橋となる会社として「サステナビリティ革命」の実現を目指し、石灰石を主原料する新素材「LIMEX」や 再生素材「CirculeX(サーキュレックス)」をはじめ、使用済みLIMEXやプラスチック製品の資源循環を コーディネートするサービス「MaaR(マール)」などを展開しています。


【循環型パークの取組事例】
■パンダバンブープロジェクト
 里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用することで、里山の環境を守りつつ、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹幹や食べ残した竹、糞を有効活用してアップサイクルを推進するプロジェクトです。
取組例:大阪府岸和田市とのSDGsパートナーシップ協定、つながるSmile竹あかり等

■水資源の再利用
 パークでご利用いただくレストランやトイレの排水(1日あたり200~300t)を、パーク内の生活排水処理場で浄化し、そこで出た二次水を動物舎の清掃に再利用しています。

■草食動物の糞や食べ残しを使った堆肥
 ゾウやキリンなど草食動物の糞をパークの堆肥場で発酵させ、年間120tの堆肥を製造し、近隣の農家やゲストに販売しています。この堆肥を使ってパーク内で野菜を栽培し、社員食堂で新鮮な野菜を提供しています。