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動物の赤ちゃん

この春 4羽のケープペンギンの赤ちゃんが誕生しました!

2021年04月08日(木)

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)において、2021年3月に4羽のケープペンギンの赤ちゃんが誕生しましたのでお知らせいたします。現在赤ちゃんは、アニマルランドのケープペンギン展示場で親鳥とともに巣箱の中で過ごしており、親鳥からの給餌も見られています。まもなく巣箱から出て辺りを散策する姿が見られ始め、自分で魚を食べられるようになります。
 すくすくと成長する4羽の赤ちゃんをあたたかく見守ってください。

【ケープペンギンの赤ちゃんについて】

公開場所:アニマルランド ケープペンギン展示場

赤ちゃんは全身がふわふわな羽で覆われています(5月上旬ごろまで)

 赤ちゃんは、体温を維持するためのふわふわな羽(綿羽)で覆われています。赤ちゃん特有の羽はケープペンギンの場合生後1か月半ごろに抜けはじめ、生後3カ月頃になると、完全に大人の羽へと生え変わり、亜成鳥となり(上図参照)泳げるようになります。


【ケープペンギンについて】
■分 類:ペンギン目ペンギン科
■学 名:Spheniscus demersus
■英 名:Cape Penguin
■生息地:アフリカ南部沿岸
■寿 命: 約10年(飼育下:15〜20年)
■食 性:イワシなどの魚類や甲殻類、イカ、タコ
■繁 殖:一夫一婦で、巣はトンネルを掘ったり、地表面につくったりする習性があります。繁殖期には主に海岸の岩場で岩の割れ目などに巣を作り2個の卵を産みます。抱卵はオス・メス交代で行います。
■特 徴:アフリカに生息する唯一のペンギンであり、足が黒いことから「ブラックフットペンギン」や鳴き声がオスのロバに似ていることから「ジャッカスペンギン」の別称を持ちます。

【アドベンチャーワールド ペンギンプロジェクトについて】
 アドベンチャーワールドでは、1978年の開園時にフンボルトペンギンとキタイワトビペンギンの飼育を開始し、1990年から自然界で暮らすペンギンコロニー(繁殖群)を再現すべく、「ペンギンプロジェクト」として本格的に飼育・繁殖研究に力を注いできました。アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、キングペンギンと繁殖実績を積み、1997年に世界最大のペンギン、エンペラーペンギンの繁殖研究を開始しました。アデリーペンギンは1996年、ヒゲペンギンは1999年に初めて繁殖に成功して以降、毎年繁殖に取り組み、たくさんの赤ちゃんが誕生しています。

〜〜〜アドベンチャーワールド ペンギン繁殖実績について〜〜〜
1978年 :フンボルトペンギン初繁殖
1990年 :アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの卵を搬入 人工孵化、育雛を行う
1992年 :キングペンギンの卵を搬入。人工孵化、育雛を行う
1994年 :ジェンツーペンギン初繁殖
1995年 :キングペンギン初繁殖
1996年 :アデリーペンギン初繁殖
1997年 :エンペラーペンギンの赤ちゃんを搬入、人工育雛を行う
1998年 :ケープペンギン初繁殖
1999年 :ヒゲペンギン初繁殖
2004年 :世界でも2園館目となるエンペラーペンギンの繁殖に国内初成功
2005年 :エンペラーペンギンの国内初繁殖に対して日本動物園水族館協会より「繁殖賞」を受賞
2006年 :キタイワトビペンギン初繁殖。これにより国内最多となる 8 種類のペンギンの繁殖に成功

〇アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」
 アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちSの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。

〇SDGsについて

 SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。