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ジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」

1歳のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」大人への第一歩!2019年10月24日(木)よりパンダラブでの暮らしがスタート

2019年09月27日(金)

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で暮らす1歳のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」が
これまで母親「良浜(らうひん)」と過ごしたブリーディングセンターを離れ、ひとり立ちをします。
 10月24日(木)より、パーク内施設の希少動物繁殖センター「パンダラブ」へと引っ越し、新しい生活をスタートします。
 ジャイアントパンダは群れを作らず単独で生活する動物で、野生下でも1〜2歳頃で母親のもとを離れ、
1頭で過ごします。最近「彩浜」は食事の量も増え、永久歯もまもなく生えそろいます。ニンジンやリンゴ
以外にも堅い竹をかじり、少しずつ食べられるようになってきました。
「彩浜」の大人への第一歩を温かく見守ってください。

【ジャイアントパンダの未来へ向けて】
当パークは、1994年に中国成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本支部として、世界で初めて
ブリーディングローン制度でジャイアントパンダ自然繁殖のための日中共同研究を開始し、のちに15頭の
父親となる「永明(えいめい)」が来園しました。2000年に当パークで7頭の子どもを産み育てた
「梅梅(めいめい)」を迎えて、ジャイアントパンダをはじめ、関わるすべての人々のしあわせを願う
「しあわせ計画」を始動しました。

 2000年9月6日に当パークで初めてとなる赤ちゃん「良浜(らうひん)」が誕生し以降、16頭の
繁殖・育成に成功しています。当パークで生まれ育った11頭が中国へと旅立ち、そのうち4頭が繁殖し、
これまでに20頭の子供たちが育っています。(2018年11月現在)

 「彩浜」のパンダラブでの新しい生活のサポートをしていくとともに、父親「永明」と母親「良浜」の次の
繁殖に向けて、準備を進めてまいります。

成長に伴い変化する「彩浜(さいひん)」のライフスタイル
 誕生時から生後2か月頃までは、ほぼ1日中寝て過ごしていましたが、生後半年頃から寝る時間が減少し、
遊ぶ時間が増えてきました。これからは遊ぶ時間が竹を食べる時間へと変わり、
3歳の姉「結浜(ゆいひん)」のようなライフスタイルへと変化していきます。


【「彩浜(さいひん)」へ ひとり立ちを応援するプレゼント】
 日時:2019年10月24日(木) 午前10時00分〜
 場所:パンダラブ 屋内運動場(左)
 内容
  1.木製の遊具をリニューアル
  2.ボール型の遊具(ブイ)
  ※動物の体調により内容を変更、中止する場合がございます。 

「彩浜」のひとり立ちに伴い、3歳のメス「結浜(ゆいひん)がパンダラブからブリーディングセンターへと引っ越します。「結浜」は2019年10月24日(木)よりブリーディングセンターにて公開いたします。

〜彩浜が新たな場所で楽しく過ごせるように〜
 75gという小さな体で生まれ、自力で母乳が飲めず、一時は命も危ぶまれましたが、大きな病気を
することもなくおてんばに成長しホッとしています。
今後も元気にたくましく育ってほしいという思いを込め、新しい遊具を用意します。木登りによって筋力や
体力がつくよう、これまで以上に高く登れる遊具と、歴代のお兄さんお姉さんパンダたちも愛用していた
ボール型の遊具をプレゼントします。彩浜の成長にともない強度に優れたものを贈り、これからもたくましく
育ってほしいと願っています。
                             飼育スタッフ 奥村育恵