”南極の皇帝”エンペラーペンギンの赤ちゃんが誕生しました!〜10月9日(火)より 赤ちゃんを公開いたします〜
10月3日(水)、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で12羽目となるエンペラーペンギンの 赤ちゃんが誕生しました。過去に誕生した赤ちゃんと比較すると、体は大きく、力強く鳴いています。 エンペラーペンギンは世界に生息する全18 種類の中で最も体が大きく、地球上で最も南に分布するペンギ ン種です。エンペラーペンギンは通常 1 つの卵を産卵し温めます。
【エンペラーペンギンの赤ちゃんについて】
■孵化日 :2018年10月3日(水)
■産卵日 :2018年7月24日(火)
■性 別 :不明
■体 重 :254g(10 月8日現在) 出生時 301g
■孵化日数:72日間(過去最長)※平均68日間
■親情報 :父親 1997年11月16日搬入(21歳)
母親 1997年11月16日搬入(21歳)
【エンペラーペンギンの赤ちゃん公開について】
■公開開始日:2018年10月9日(火)
■公開時間:開園から終日ご覧いただけます。
■公開場所:海獣館2階
※スタッフが親鳥に扮して行う給餌の様子も
ご覧いただけます。
【親鳥主体の子育て方法にチャレンジ 〜未来の繁殖を見据えて〜】
エンペラーペンギンの繁殖は当初、赤ちゃんが無事に卵からかえり成長することを重視して、体重40kg 近くある親鳥が卵をつぶしてしまわないように人の手で育てる「完全人工育雛」を行っていました。2004年に初めて赤ちゃんが誕生しましたが、完全人工育雛によって育った赤ちゃんは、人間を親として認識し、成鳥となってもペアを作らず、次の世代の繁殖につながらないことがわかりました。2012年よりアドベンチャーワールドでは、卵を親から預かり、孵卵器にて孵化させ、その後雛の体重がある程度成長するまで人の手で育て、体力をつけてから親鳥へ返す「初期人工育雛」という方法にたどり着きました。