アドベンチャーワールドのジャイアントパンダについて
 1994年よりアドベンチャーワールドは絶滅危惧種であるジャイアントパンダの繁殖・保護の研究を目的に、ジャイアントパンダでは世界初となるブリーディングローン制度を利用して、日中共同繁殖研究を始めました。中国の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地との共同研究で、これまで17頭の赤ちゃんパンダが誕生し、中国以外では世界最多の繁殖実績を残すことができました。

※横スクロールしてください

 これまでも現在も、ジャイアントパンダ“永明”(雄)と“良浜”(雌)の健康管理を一番に、自然な状態で繁殖できるように努めております。日中共同繁殖研究を通じて、パンダの繁殖における持続可能な仕組みを創り、最終ビジョンとして、野生復帰への貢献を目指しています。

高齢出産に関して

 ジャイアントパンダそれぞれの健康状態を最優先に考えて、飼育管理をしています。飼育下におけるジャイアントパンダの出産において、20歳を超えての出産例は一定数あります。高齢であっても発情は自然の摂理で訪れますが、動物の行動、ペア同士の反応などを観察し、健康状態を最優先に考え動物にとって最良の判断を選択してまいります。

親子パンダの過ごし方に関して

 ジャイアントパンダの⼦どもは、⺟親と過ごす期間が極端に短いと、繁殖適齢期になった際、他のパンダとの接し⽅がわからず繁殖につながらなかったり、⼦どもを出産して⺟親になった際に、育て⽅が分からず、育児放棄してしまう可能性があると⾔われています。そのため、アドベンチャーワールドでは、親⼦で過ごす時間を⼤切にし、⼦どもが1歳~1歳半をむかえる頃まで⺟親と過ごす時間を設けています。全⼒で⺟親と遊ぶことで、相⼿との接し⽅や⼒加減、⽵の⾷べ⽅など様々なことを学びます。そうした時期を経て、ひとり遊びや、⽵を⾷べる時間、寝て過ごす時間が増えていき、徐々に⺟親と過ごす時間が減り、ひとり⽴ちへと向かいます。

パンダの子どもの親離れに関して

 ジャイアントパンダは単独で⽣活をする動物です。野⽣下でも1歳から遅くとも2歳までに⺟親と離れて1頭で暮らすようになります。双子の場合でも、幼獣期は兄弟姉妹とも⼀緒に過ごしますが、成獣になると縄張り意識が芽⽣え、⾷べ物や縄張りをめぐり争うようになります。 ジャイアントパンダのように、単独で⽣活する動物の親⼦が別れる時期は突然訪れます。⺟親は突然⼦どもに対する態度を変え、攻撃的になり、⾃分の縄張りから追い出し、ひとり⽴ちを促すようになります。野⽣下では⼦どもは⺟親から逃げるように旅⽴っていきますが、アドベンチャーワールドのような飼育下では、逃げられる範囲に限りがあります。

 アドベンチャーワールドでは、親子が別々で過ごす時間が長くなり、また親から離れても子どもがしっかり竹を食べて生活できるかを見極めて、ひとり立ちのタイミングを決めています。親子の安全を最優先に段階的にひとり立ちをサポートしています。

これからもアドベンチャーワールドは

動物たちの健康を第一に考え、

未来につながるように飼育してまいります。