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ワカヤマソウリュウロボットプロジェクト「よみがえる古代のいのち ワカヤマソウリュウ企画展」開催中。アドベンチャーワールドのスタッフが制作に関わったワカヤマソウリュウが泳ぐ姿を再現したロボットをお披露目!2025年11月21日(金)

2025年11月19日(水)

アドベンチャーワールドは、2025年10月16日(木)より、和歌山県有田川町で発掘された新種のモササウルス類「ワカヤマソウリュウ」を題材とした企画展「よみがえる古代のいのち ワカヤマソウリュウ企画展」を、パーク内「海獣館」1階にて開催中です。
第2期として、アドベンチャーワールドのスタッフが制作に関わり、最新のロボット技術で“泳ぐ姿”を再現したワカヤマソウリュウロボットの制作を続けておりました。完成お披露目会を2025年11月21日(金)に開催いたします!
この取り組みは、アドベンチャーワールド、和歌山県立自然博物館(学芸課長・小原 正顕 様)、AFK研究所合同会社 ロボ化石プロジェクト(代表・近藤 敏康 様)、日本工業大学 先進工学部ロボティクス学科(准教授・山縣 広和 様)による四者連携プロジェクトです。

ワカヤマソウリュウが泳ぐ姿をロボットの完成お披露目会について
■日時 :2025年11月21日(金)午前10時10分~午前10時30分
■場所 :アドベンチャーワールド内「海獣館」1階
■出席者:
・和歌山県立自然博物館 学芸課長・小原 正顕 様
・AFK研究所合同会社 ロボ化石プロジェクト 代表・近藤 敏康 様
・アドベンチャーワールド「ココロボ」スタッフ 岡田 育磨
■内容 :
・企画展、ワカヤマソウリュウについての説明
・企画展パートナーからのご挨拶 
AFK研究所合同会社 ロボ化石プロジェクト 代表・近藤 敏康 様
和歌山県立自然博物館 学芸課長・小原 正顕 様    
    
・完成したロボットのお披露目
・泳ぐロボットとのふれあい
■料金  :無料 ※別途入園料金が必要です

企画展「よみがえる古代のいのち ワカヤマソウリュウ企画展 」について            
■展示期間:2025年10月16日(木)~2026年1月末(予定)
■展示場所:アドベンチャーワールド内「海獣館」1階
■内容  :
・ワカヤマソウリュウ実物大骨格レプリカ標本(約6m)、生体模型(約1.2m)、
・ワカヤマソウリュウロボットの展示
■料金  :無料 ※別途入園料金が必要です
■企画展協力
・和歌山県立自然博物館 学芸課長 小原 正顕 様
・AFK研究所合同会社 ロボ化石プロジェクト 代表 近藤 敏康 様
・日本工業大学 先進工学部ロボティクス学科 准教授 山縣 広和 様

<企画展協力パートナーからのメッセージ>

■和歌山県立自然博物館 学芸課長・小原 正顕 様
私とワカヤマソウリュウとの関係は長く、2006年の発見→発掘調査→化石のクリーニング→新属新種として研究成果を発表、という流れの全てにおいて関わってきました。最初の頃はモササウルス類の仲間であることしかわからなかったのですが、クリーニング作業が進んで多くの骨化石の詳細な形状がわかるようになり、その後の研究で他のモササウルス類との違いが明らかになっていきました。昨年の夏には生体復元画が完成しましたが、こうなってくるとこれが動いている姿を見てみたいという願望が生じ始めました。ロボット化の提案をいただいたのが、ちょうどこの頃ですが、まさに私の願望をかなえる取り組みでしたので、情報提供程度ではありますが協力させていただきました。本取り組みが世の中に与えるインパクトは非常に大きいと思いますので、これをきっかけに日本中で(あわよくば海外でも)ワヤマソウリュウが広く認知されるようになることを期待しています。

■AFK研究所合同会社 ロボ化石プロジェクト 代表・近藤 敏康 様
大手メーカーで光ディスクの企画開発やDVD-R/BD-Rの国際規格化に関連した後、AFK研究所を設立。企業の研究開発支援やSNSコンサルティングなど、先端分野の普及に取り組んでいます。2018年より、化石生物をロボット化して泳がせる「ロボ化石」プロジェクトを開始。STEAM教育としてこれまでに約3,000人以上が体験。2025年にはPLIJ STEAM・探求グランプリを受賞しました。2024年より和歌山県立自然博物館様のご協力のもと、学生と共にワカヤマソウリュウの水中ロボット化に挑戦。泳ぎ方の解明、信頼性の向上などの課題を乗り越え、アドベンチャーワールド様への技術提供も実現いたしました。本取り組みが、ワカヤマソウリュウをきっかけにした科学教育の広がりや、化石の生き物をロボットにして蘇らせる、実験古生物工学的な手法や水中技術への興味関心を持って頂くきっかけとなることを願っています。


■日本工業大学 先進工学部ロボティクス学科 准教授・山縣 広和 様
このたびは「ワカヤマソウリュウのロボットによる復元」というチャレンジングな機会に参加させていただき、ありがとうございます。私は南極観測からSTEAM教育、生物模倣ロボットまで幅広く研究を行っており、今回の復元にも強い興味と期待を感じています。工学やロボティクスには、生物から学ぶバイオメカニズム・バイオミメティクスといった分野があります。これらの分野からは、現存する生物の巧みな動きから知見を得るだけでなく、絶滅した過去の生物が「どこが優れていて、どこで行き詰まったのか」を読み取ることができます。今回の復元においては、工学の観点から形態や動きの妥当性を検証することで、ワカヤマソウリュウの復元に貢献できればと考えています。今後はロボットを軸においた「生物から学ぶ」「過去の生物の動きを考える」といった学際的な相互協力を通じて、古生物復元工学と呼べる新しい学問領域を形にしていければと考えています。


<企画展の見どころ>
ワカヤマソウリュウは、2006年に有田川町で発見された全長約6メートルのモササウルス類で、アジア初の全身骨格化石として知られる世界的に貴重な標本です。 かつて太古の海を支配したその姿を、最新のロボット技術で現代によみがえらせ、化石として眠っていた「いのちの記憶」が動きを伴って蘇ります。そんな浪漫に満ちた瞬間を間近でご覧いただけます。 展示制作にはロボット制作に取り組むアドベンチャーワールドの社内サークル「ココロボ」も携わり、“いのちを感じる展示”を目指して“動く化石”をつくり上げました。見て、触れて、驚いて——そこから生まれる“学び”と“気づき”を届けるエデュテインメント(Education × Entertainment)の体験を通して、絶滅したいのち(過去)、今を生きる動物たち(現在)、そして未来へつながるいのち(未来)を感じていただけます。

■「ココロボ」のこれまでの活動
2019年にサークルを設立しドリームナイト・アット・ザ・ズーにてアニマルロボットふれあい体験を開始しました。その後、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等を受け活動が制限されることもありましたが、2023年にはイベント出展が年間10件を超え、年間1,500名以上の方にアニマルロボットとのふれあい体験を提供しています。