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Safari&Marine

Safari&Marineホッキョクグマ赤ちゃん誕生

2014年07月28日(月)

●4年ぶりの誕生●
 2013年11月21日、アドベンチャーワールドでは4年ぶりにホッキョクグマの赤ちゃんが誕生しました!
 これまでの出産で母親は子育てをしていなかったため、2009年と同様に人工哺育を行うことを決めていました。人工哺育にあたり過去の資料などを読み、チーム全員でミーティングを重ね、万全の体制を整えて出産の時を心待ちにしていました。
 11月21日の夜、モニター越しに観察をしていた担当者より「ホッキョクグマが生まれた」の一報が入ってきました。生まれたのは726gの元気なオスの赤ちゃんでした。
 いざ小さな赤ちゃんを目の当たりにすると緊張感が走り、しっかり育てていくことが出来るのか不安がよぎりましが、スタッフ一同改めて気を引き締めて取組みました。

●順調と思われた矢先●
 体重の伸びも順調な生後20日頃、赤ちゃんが突然ミルクを飲まなくなってしまいました。少しお腹がはっていて、刺激をしても便が出ないため便秘を疑い、薬の投与や下腹部のマッサージなどを行いました。その他にもミルクの濃度を薄めて回数を増やすなどの試行錯誤を繰り返しました。すると徐々に赤ちゃんは回復しました。前回と同じやり方をしていても体調を崩すこともあり苦労しましたが、生後40日には目が開き歯も生え始め、ゆっくりですが成長していく姿、生きる強さに感動しました。

●なかなか歩かない…●
 ここまでは4年前に誕生したメスとほぼ同じだったのですが、生後65日を過ぎても一向に歩く気配がありません。再び私達は不安になりました。「もしかしたら、肢が悪いのか・・・」など心配が膨らみ、まずは筋肉をつけることが必要と考えて赤ちゃんの部屋におもちゃを入れました。さらにマッサージして身体を動かすなど工夫したところ、徐々に脚力が付いてきました。ところが、生後84日、突然けいれん発作が見られ、スタッフ一同大慌てでしたが、獣医の懸命な治療により発作も落ち着き、餌もよく食べるようになりひと安心しました。それから生後100日でようやく歩くことが出来るようになりました。当初は後ろ肢をひきずるように歩いていましたが、今では元気いっぱい走りまわっています。これからは泳ぎの練習が始まり、まだまだ赤ちゃんには試練がたくさんあります。これまで不安ばかりでしたが、今ではどんなことも乗り越えてくれると信じています。生後7ヶ月が過ぎ、体重は38kgにまで成長しました。今後も気を緩めず、この赤ちゃんの成長を見守っていきます。
(野口直美)