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Safari&Marineこんにちは!動物の赤ちゃん 〜カピバラ〜

2013年12月08日(日)

◆出産そして人工哺育へ◆
 2013年6月30日、アドベンチャーワールドでは初めてカピバラの赤ちゃん3頭が誕生しました。
 2010年11月に長崎バイオパークから搬入したオス(4歳)と、2011年12月にガイアナ共和国から搬入した野生個体のメス(推定2歳)による繁殖でした。2頭の同居を始めた2012年3月頃は、オスがメスに積極的に近づくも嫌がられ逃げられることが多かったのですが、2013年1月頃から交尾行動が見られるようになり、特に3月中旬には盛んに交尾行動が確認されました。同年5月にはメスの腹部が膨らみ始め、乳首が目立ってきました。カピバラの妊娠期間は100〜150日ということから、6月の後半から7月中には出産するのではないかと判断しました。6月15日にはメスを単独で産室に移動し、窓には目隠しを取り付け、床には大量の乾草を敷き詰めて、母親が安心して出産を迎えられるよう環境を整えました。

 6月30日の朝、母親の横に3頭の赤ちゃんがいるのを確認しました。赤ちゃんは頻繁に授乳行動を取りますが、母親がすぐに伏臥になってしまい充分にミルクが飲めているのか心配でした。また、母親は今回が初めての出産であったため、生後1週間は毎日体重を測定し、体重が伸びているか観察を続けました。生まれたときの体重はいずれも約1.5?で目もしっかり開いており、親とそっくりの姿をしていました。生後2日には早くもリンゴやサツマイモなどを食べていました。

◆産室から外へ◆
 生後2週間頃には体重2.5?まで成長したため、母親と一緒に展示場デビューへの練習を始めました。
 赤ちゃんにとっては産室から出るのは初めてのことです。また、ふれあい広場中央のカピバラ展示場までは産室から約30m離れているため、まずは産室のすぐ脇にある運動場で外の環境に慣らすところから始めました。最初は初めての環境に警戒しており、産室から出るのも恐る恐るといった感じでしたが、すぐに母親の後を追い運動場までついていき、プールなどで元気に遊ぶようになりました。

◆新たな環境で◆
 1週間ほど運動場で外の環境に慣らした後、展示場で父親との同居、展示練習を始めました。まずはフェンス越しに顔合わせを行い、威嚇等の問題が見られなかったため、5頭を同じ展示場内に解放しました。
 こうして親子5頭はすぐに仲良くなりましたが、カピバラの展示場には他にもケープペンギンが展示されおり、うまく生活していけるかという不安もありました。初めのうちは、ケープペンギンが自分達より小さな赤ちゃんを追い回し、時にはつつかれて池に落ちてしまうこともありました。
 今ではケープペンギンとも仲良くなり、親子でプールに入って泳ぐ姿やのんびりと昼寝をして過ごす姿をお客様にもご覧いただけるようになりました。体重は5kgを超え、すくすくと元気いっぱいに成長しています。

(真柴 和昌)