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Safari&Marine希少動物繁殖センター「PANDA LOVE」 オープン!

2013年07月04日(木)

 2013年4月20日、アドベンチャーワールドの新たな出会いと感動の場として、希少動物繁殖センター「PANDA LOVE」がオープンしました。1年を通じて、動物に快適な環境を保つ設備が整っており、屋内運動場と観覧通路の間にはガラスの仕切りがなく、お客様に動物を間近に感じていただけます。
 「PANDA LOVE」で暮らすのは、お父さんパンダ永明、2010年生まれのふたごのパンダ海浜・陽浜の3頭です。2歳の時にアドベンチャーワールドに来園した永明は18年間暮らした場所、海浜・陽浜にとっては生まれ育った場所から初めて離れることになりました。

◆引っ越し準備◆
 永明は物怖じしない性格で何の心配もなかったので、引っ越しはオープンの前日に決めました。問題は海浜と陽浜です。特に陽浜は小さな頃から聞き慣れない物音がすると驚いてしまう怖がりな性格のため、2頭は事前に引っ越しをして、時間をかけて新しい施設に慣らすことにしました。
 新施設へは、輸送檻に入れて移動します。動物を輸送する際、臆病な動物では1ヶ月も前から輸送檻に慣らすこともあります。
 パンダを大好物のリンゴで檻まで誘導し、入ったらご褒美として与えて檻に慣らす練習をしました。これまで様々な動物を担当しましたが、パンダほど警戒心が薄い動物を見たことはありません。本来、野生動物は見慣れない物に対し警戒心を持つため、輸送檻に慣らすのに時間がかかりますが、練習はわずか2日で終了し、あとは移動の日を待つばかりです。

◆引っ越し当日◆
 引っ越し当日。前日と同様スムーズに檻へ入ってきた海浜・陽浜は、いつもとは違うスタッフの雰囲気を感じたのか、後ろ足を檻の外に出し少し警戒しているようでした。しかしそこはパンダ、リンゴに気を取られると周囲への注意が疎かになり、体全体が檻の中まで入りました。完全にリンゴに集中した瞬間「カシャーン」、扉が閉まった瞬間に驚いている様子でしたが、リンゴだけはしっかり食べていました。海浜と陽浜は新施設の寝室に移動後、見知らぬ場所に興奮し少しの物音にも反応していましたが、2時間ほどすると落ち着き、その夜はぐっすりと寝ていました。一方永明は私達の予想通り、移動後も大変落ち着いていました。

◆「PANDA LOVE」オープン◆
 オープン当日。開園と同時にたくさんのお客様にお越しいただき、パンダとのあまりの近さに驚かれている様子でした。パンダの息遣いや表情、竹を食べる音や鳴き声が、手に取るように感じられる程の距離です。3頭のパンダ達はいつもと変わらずたくさん食べ、たくさん寝て、元気に暮らしています。
 パンダランドは、名称を「ブリーディングセンター」と改め、「PANDA LOVE」と共に、希少動物の繁殖を目的とした施設として、今後も繁殖研究に取り組みます。
                    
                         (熊川 智子)