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Safari&Marine

2012/12/10

Safari&Marine
Hello!Baby 「優浜(ゆうひん)」の誕生
〜良浜3度目の出産と子育て〜

◆交配から出産◆
 2012年8月10日、午後4時30分にジャイアントパンダ良浜にメスの赤ちゃんが誕生しました。
2008年に良浜が初めて出産してから、今回で3度目、5頭目の赤ちゃん誕生です。
 赤ちゃんは、お母さん良浜の愛情をいっぱいに受け順調に育ち、一般公募により「優浜」という素敵な名前をいただきました。
 2012年春、オスの永明とメスの良浜にも恋の季節がやってきました。3月中旬から2頭の発情徴候は明らかになり、3月31日から4月3日にかけて、5回の交配を確認しました。
 パンダには、偽妊娠といって妊娠した時と同じような行動や体の変化が見られることがあります。また赤ちゃんは体重100〜200gと大変小さいため、お母さんのお腹は大きくなりません。良浜と永明が無事に交配したとはいえ、赤ちゃんの姿を見るまでは私達は安心出来ません。

 8月6日早朝、良浜が落ち着かない行動を取るようになり、いよいよ出産が近づいて来たようです。9日から赤ちゃんがいつ誕生してもいいように、スタッフが24時間体制で観察を始めました。
 10日になると壁を引っ掻いたり、木をかじったり、立ち上がったりと終始落ち着きがなくなり、午後4時30分に破水し、元気な産声と共に赤ちゃんが誕生しました。良浜は元気に鳴いて動き回る赤ちゃんを、大事に抱き上げ、休まず舐め続けました。
 良浜にとって、今回が3度目の出産ということもあって、 赤ちゃんを抱く姿はもうベテランママでした。


◆悲しい出来事◆
 1頭の赤ちゃんが無事生まれても、安心できません。なぜなら、良浜は過去2度の出産で、どちらもふたごの赤ちゃんを出産しているからです。今回ももしかして…という気持ちで、良浜を見守り続けました。すると、良浜は赤ちゃんを抱いたまま横になり力み始め、午後5時06分に2頭目の赤ちゃんが誕生しました。良浜は1頭目の赤ちゃんを抱きながら、産み落とされた2頭目の赤ちゃんを舐め始めましたが、すぐに興味を失ってしまいました。赤ちゃんは少しも動きません。その赤ちゃんを取り上げ、保育器に入れましたが心臓は動いていませんでした。体重はわずか47g、残念ながら死産でした。

◆一般公開◆
 2度目の出産となった2010年の海浜・陽浜出産の時は、生後100日を過ぎた頃より一般公開を始め、親子の姿をお客様にご覧いただきましたが、今回は「少しでも早い時期に、良浜の子育ての様子をお客様にご覧いただきたい」 という思いを叶えるために、ガラス越しに中が見える産室を準備しました。
 良浜が落ち着ける充分なスペースを確保し、スタッフがどこからでも観察できるように設計をしました。良浜はこの新しい産室でも落ち着いて子育てをし、生後14日目の8月23日からお客様にご覧いただくことが出来ました。
 この頃の赤ちゃんは、まだ毛が完全に生え揃っていないため、良浜は付きっきりで赤ちゃんの世話をします。赤ちゃんが小さすぎて見えにくい状態ではありましたが、懸命に抱っこし、体を舐め、お乳を与えて子育てする良浜の姿に、多くのお客様から応援の声をいただきました。赤ちゃんの姿が見えると歓声が上がり、感動される方も多く見受けられました。


◆これから◆
 パンダの赤ちゃんの成長はとても早く、1歳には体重が30?まで大きくなります。母親は赤ちゃんの成長に合わせて、子との接し方を変えていきます。子育てして1ヶ月くらいは、赤ちゃんの傍を片時も離れることなく世話をしていましたが、2ヶ月を過ぎると親子が一緒に過ごす時間が短くなってきます。赤ちゃんは歩けるようになる 3ヶ月を過ぎ生後1年までは、母親と共に行動することで今後生きていくために必要なことを学んでいきます。
すくすく成長する優浜を、これから良浜がどのように子育てしていくのか、みなさまも私達と一緒に見守って ください。                                                                (吉田 倫子)

〜素敵な名前をありがとう〜

 10月5日、パンダの赤ちゃん「命名セレモニー」を行い、全国から約2万通もの応募をいただきました。厳正な審査の結果『優浜(ゆうひん)』という素敵な名前をいただきました。名前にふさわしい、優しく愛されるパンダに育つことを願っています。


【名前に込められた思い】
優浜(ゆうひん)
豊かな海と自然に包まれた町・白浜で生まれた「良浜」の子、「優浜」。母親の愛情をいっぱいに受け育ち、出会った人々に優しさと幸せをもたらす愛されるメスとして成長して欲しいとの願いが込められています。

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