カテゴリ

トピックス

Safari&Marine

2012/07/21

Safari&Marine
マントヒヒ 群れに帰る

 2012年1月の寒波が到来した日、夕方の餌の時間になっても、1頭のマントヒヒのメスの姿が見当たりません。運動場を探すと、岩陰に倒れているのを発見しました。体を揺すっても動きません。即座に動物病院へ運びました。
 病院に着いた後検査すると、寒さで弱り、体温計では測定できないほど体温が下がっていました。注射をし、また毛布、湯たんぽで保温を行い治療を行いました。入院当初食欲はあまりありませんでしたが3日後、ミカンを与えると食べ始め、徐々に元気を取り戻していきました。
 4月に入り体力も回復したので、仲間の元に戻す準備を行いました。マントヒヒは群れ意識が強く、面識がないと激しく攻撃することがあります。まず、このメスを檻にいれた状態で他のマントヒヒに会わせました。予想通り他のマントヒヒが威嚇をしてきました。しかし、30分程すると元のグループのオスが近づいてきました。どうやら、そのオスはメスのことを覚えていたようです!さらに、1歳の娘もメスの元へ寄り添い、檻越しに毛づくろいを始めました。翌日、檻の扉を開けると、メスはすぐにオスと共に群れへと戻って行きました。
 瀕死の状態から回復して3ヵ月半、群れの中に溶け込む様子にうれしさを感じます。これからもこの家族を見守っていきます。
                                (三谷 陽一郎)

一覧に戻る