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Safari&Marine いってらっしゃい「幸浜」 〜中国への旅立ち〜

2010年04月10日(土)

2010年3月15日にジャイアントパンダの幸浜が中国に旅立ちました。
幸浜は2005年8月23日アドベンチャーワールドで5頭目の赤ちゃんとして生まれ、名前は初めて一般公募により決まりました。「両親や兄弟の愛情につつまれて幸せに育ちますように、またこれからも多くの人を幸せにするパンダでいてほしい」という願いが込められ『幸浜』と名づけられました。名前の通り、幸せにすくすくと成長し、ちょっとやんちゃで甘えん坊に育った幸浜。ついに中国へ旅立つ日を迎えました。

4歳になった幸浜は、体格も成獣のパンダと同じくらいに成長し、成獣のパンダがするマーキング行動(自分をアピールするためのにおい付け行動)がみられるようになり、成獣のオスらしくなってきました。
そして今回、中国動物園協会の要請により将来の繁殖を目指して、お母さんパンダ梅梅の故郷である四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ旅立つこととなりました。

旅立ちの前日2010年3月14日には、パンダランドで「歓送セレモニー」を行い、スタッフ手作りの氷の雪だるまをプレゼントしました。また、多くの幸浜ファンのお客様より、たくさんのイラストやメッセージもいただきました。

幸浜はまだこれから何が起こるのかわかっていません。白浜で生まれ育った幸浜にとって初めての旅が始まります。その日の夜、まずは幸浜を輸送用のケージに入れます。幸浜は小さかった頃ハロールームにいたことがありました。その時、同じような輸送ケージに入りパンダランドとハロールームを行き来していました。その頃のことを覚えているのか輸送ケージにもすぐに入り、扉を閉めても全く同様せず、竹を与えるとケージに入っていることも気にせず食べていました。

3月15日の深夜2時、いよいよアドベンチャーワールドを出発です。真夜中の出発にもかかわらず、多くのお客様に見送りにきていただき、改めてどれほど幸浜が愛されていたかを感じました。
そして、車に乗せて出発です。初めてのドライブです。やはり少し戸惑っているのか、車が動き出すと外を見たりして落ち着きがありませんでしたが、しばらくすると安全だとわかったのか、横になり寝始めました。なかなか寝付けず仰向けになったり、うつ伏せになったりもぞもぞと動いていましたが、出発から1時間もすると落ち着き寝てしまいました。

午前5時、大阪国際空港(伊丹空港)に到着、そこから飛行機で東京の成田国際空港(成田空港)へ出発。成田空港到着後の幸浜はすっかりケージ内にも慣れ、周りの状況が変わっても気にせずにリンゴを与えるとすぐに食べ、いつも通りの幸浜でした。
午後5j期25分成田空港を出発、午後8時30分(日本時間では午後9時30分)にまだ少し雪が残る北京空港に到着、多くの取材陣に囲まれても幸浜は落ち着いていました。そしてリンゴを食べ水を飲み、この日は北京空港の倉庫内に泊まりました。

翌3月16日朝、北京空港を出発し昼12時に成都空港に到着、成都空港からは幸浜歓迎の大きなパンダがデザインされたトラックに積まれ、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ出発、1時間程度で到着しました。
この後1ヶ月ほどかけ健康診断をするために研究基地内の検疫所に入り、やっと輸送用のケージから出ることができました。幸浜は全く問題なく、すぐに用意されていた中国の竹をむしゃむしゃとおいしそうに食べ始めました。そして翌日とその翌日にも幸浜に会いに行くとおいしそうに竹を食べており、すでに中国に馴染んでいるかのようでした。私にとっては少し寂しい気もしましたが…。基地のスタッフも環境が変わって何日間も餌を食べないパンダもいるのに、幸浜がすぐに慣れたことに大変喜んでくれました。

幸浜は愛情いっぱいで育ったせいかスタッフに心配をかけない、そして周りの人を幸せにしてくれるパンダに成長していました。幸浜も永明のように立派なお父さんになることを願っております。


アドベンチャーワールから中国へ旅立ったのは、幸浜で4頭目です。2004年6月に雄浜、2007年10月に隆浜と秋浜が中国へ旅立っています。現在4頭共、研究基地で飼育されています。
中でも雄浜は8歳になり、立派なお父さんになりました。一昨年生まれた「大毛」(ターマオ)というパンダが雄浜の子です。隆浜と秋浜は来年の春に各々、お見合いをする予定で今後が楽しみです。
これからもアドベンチャーワールドのパンダファミリーが世界に広がっていくように、スタッフ一同、飼育管理、繁殖研究に取り組んでまいります。
                                       (安田 典功)